〈ケア〉を考える会(京都・岡山)合同オンライン会≪第8回≫についてお知らせします。
「トラウマ」について、2ヶ月かけて学んできました。もっと続けたいという気持ちもあります。精神医学は奥が深い。その思いを持ちつつ、新しい本を読むことにしました。次も精神科の医師が書いた本です。この本を推薦した方によれば、「読みやすい」そうです。
▼日時:2021年1月17日(日)15時~16時30分
▼内容:読書会(書評カフェ)‥‥次の本を読んで対話します
山下悠毅著『いい子をやめれば幸せになれる』 弘文堂 定価1500円
本の帯に次のようなことばがあります――「生きづらさの正体は自己肯定感の不足」「5つのステップで本当の自分が見えてくる!」
※本を読んできてほしいけど、読んでいなくても参加できます。
▼会の後で懇親会を開きます(自由参加)‥‥17時~19時
食べながら、飲みながら、語り合います。
▼Zoomオンライン開催です。
〈ケア〉を考える会 合同オンライン・ミーティング
・URL、ミーティングID、パスワードなどはお問い合わせ願います。
・参加:無料。どなたでも参加できます。読書会と懇親会、どちらか一方の参加も可。
・問合せ・申込み:「お問合わせ」ページより
※林宅「よりあい場ぁ(BAR) もみの木」でも参加できます(定員6名)⇒要申込
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1/17、〈ケア〉を考える会(オンライン・第8回)が開かれました。奈良県からの3名も含めて15名が参加されました。
精神科医・山下悠毅さんの著書『いい子をやめれば幸せになれる』をもとに対話しました。
「いい子」というのは、誰にとって「いい子」なのか。
「自己肯定感」が低い人は、無意識のうちに周りの誰か(例えば、親、恋人、先生、上司、など)に対して「いい子」でいようとする。
ほんとうの意味で「自分」の人生を歩む、とはどういうことでしょうか。
「幸せ」とは、「愛」とは、「責任」とは、‥‥。
いろいろなことを話し合い、考えた会でした。
著者は、次の5つのステップで本当の自分を見つめようと説いています。
(1)自己肯定感を育む。素のまま・ありのままの自分を肯定する。
(2)「~すべき」という固執した信念や、人や物事を「◎か✕か」だけで評価する考え方から抜け出す努力をする。
(3)自分の人生を生きる。人にはそれぞれその人の生き方がある。自分の自己愛を素直に認め、他人の自己愛も認める。その人の生きる目的はその人にしか変えられない。
(4)甘えのすすめ。他人に上手に依存できるようになることを、人間の成長とみなす。「本当の意味で強い人」とは、「自分は弱い。だから頼れる人をたくさん作ろう」と考え、その方法を学び、実践している人を指す。「相互依存」の関係を目指す。
(5)「3つの罠」(「結局、私は変われない」、「自分にはやりたいことがない」、「『〇〇がない』からできない」)から脱出し、自分の信念を開放する。「もし余命5年という宣告を受けたら」と想像してみる。人は誰でも「やりたいこと」を持っている。人は「好きな人と好きなことをたくさんするため」に生きている。
勉強になりました。
また、改めて本を読み返してみたいと思います。
(林)
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